坐骨神経痛の痛みを避けるための歩き方
坐骨神経痛の痛みを和らげるために、定期的に歩くことは効果的だと言われ、その理由として身体を動かすと、脳から痛みを和らげるエンドルフィンという物質が放出され、炎症を和らげる効果が期待できるからです。しかし、間違った歩き方をしてしまえば反対に痛みが強くなる結果となってしまいます。
そこで今回のブログでは坐骨神経痛に効果的な歩き方を紹介したいと思います。
歩幅は小さめに歩く
歩く時の姿勢が悪いと椎間板を圧迫しやすく坐骨神経痛を感じやすくなります。一般的には足の歩幅や歩くスピードは以下のように気をつけなければいけません。
・つま先で足を着地しない:足を着地する際には踵周辺で地面とコンタクトし、ゆっくりとつま先の方へ体重を移動させ、ゆっくりと地面を蹴ります。その結果として歩幅は短くなる傾向があります。
・ゆっくり歩く:ゆっくり歩く意識を保ちながら歩くことで、歩幅は自然と狭くなっていきます。
正しく歩くためには体幹部と背中側の筋肉を使うだけではなく、臀部や足の筋肉も上手に使う必要があり、結果的に背骨への負荷を減らし坐骨神経痛の痛みを和らげます。
体幹部を使って歩く
体幹部をしっかりと働かせ歩くことで背骨への負担が減少し、そこから出る坐骨神経の根本への圧迫を軽減することが出来ます。体幹部の筋肉が弱く、働きが低下している人は腰痛や坐骨神経痛が強くなる傾向があると言えます。以下のようなことに気をつけると体幹部が使いやすくなります。
・まっすぐに立つ:首と肩の位置をまっすぐに保ち、少し遠くを見て歩く
・呼吸を意識する:リズムの良い呼吸は良い姿勢を作りやすくなります
・お腹を引っ込める:お腹を意識して腹筋を使うことで、体幹部を使いやすくなります。ただし、引っ込めすぎると逆効果になりやすいので気をつけましょう
その他にできること
その他にできることとして以下のようなことがあります。
・マインドフルネスなど呼吸法を学び、日常的に行うことで脳からエンドルフィンが出やすくなり、痛みを和らげやすくなります。
・臀部や太ももの筋肉に対するストレッチは、腰部への負担を減らすため坐骨神経痛の痛みを減少させやすくなります。
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