一番身体に良い座り方とは?
デスクワークに伴う腰痛や肩こり、頭痛などは現代病の一つとして、多くの人の悩みの種となっています。もし、あなたが一日中デスクの椅子に座り、仕事をしている人であるならばその気持ちはわかると思います。
仕事が終わり家に着く頃には、疲れ切って何もしたくないという方も多いです。身体を動かす仕事ではなくても、ただ座っているだけで疲れてしまうのは、多くの場合その姿勢に問題があるからです。
今回のブログでは正しいデスクでの座り方をご説明することで、少しでも仕事での疲労回復に役立てていただければと思います。
何が問題なのか?
ほとんどの人が座っている時パソコンを見るために、前屈みの猫背の姿勢になります。特に座っている時間が長くなればなるほど、顕著に前傾姿勢になっていく傾向があります。その結果脊柱周りの靭帯や筋肉が引き伸ばされ、背骨や周辺の組織が損傷していきます。
最初のうちは特に痛みを感じていなくても、長い年月をかけ徐々に悪化していき、最終的に痛みや疲労感が抜けないという状態になります。ただし、あなたが意識して正しい姿勢を意識することができれば、全く逆の結果をもたらすことができます。
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正しい椅子のセッティング方法
デスクワークで腰痛を予防するための、正しい椅子のセッティング方法を4つご紹介します。
・机との適切な距離を保つ:デスクから離れて座っていると、キーボードやマウスを使う時背中が伸ばされ腰痛の原因となります。そうならないために机との距離を少し近付け、腕に余計な力が入らない距離を保ちましょう。特にキャスター付きの椅子を使用しているようなら、適切な距離を維持することは重要になります。
・アームレストを正しい位置にセットする:アームレストがある場合は、正しい高さにセットすることで良い姿勢を保ちやすくなります。背中が伸ばされすぎないようにするためには、90°よりも少し角度が付いているのが理想的です。前屈みで猫背姿勢になっている時は、腰に体重が過剰にかかり、アームレストの意味がなくなってしまいます。理想的にはアームレストが調整可能なものを使用し、自分にあった高さに調整することです。
・座面の高さを適切にする:膝の高さがお尻の高さと同じか、それよりも少し低いぐらいがベストの高さです。アジャスター付きの椅子を使用している人であれば、膝の高さを基準に自分が座りやすい高さにしましょう。
・姿勢をサポートする器具の使用:もし、お持ちでない方は、クッションなどを腰と椅子の間に挟むことで代用できます。
腰痛予防のために大事なこと
正しい椅子の座り方についてはご説明したので、次に腰痛にならないために気をつけるポイントをご紹介します。
・毎日のストレッチ:一日が始まる前に簡単なストレッチを習慣づけることは重要です。また、1時間に一度簡単なストレッチを行ったり、それが難しいのであれば、立ち上がり背伸びをするなどして身体を動かしましょう。
・足を組まないようにする:足を組んで座ると腰や骨盤に余計な負荷がかかりやすくなり、慢性腰痛の原因になります。
・呼吸を意識する:集中すると呼吸が浅くなりやすいので、腹式呼吸を用いて深呼吸しましょう。
終わりに
長時間同じ姿勢で座っているということは、それだけでストレスになります。この記事の中でご紹介した中で、出来そうなものを取り組んでいただき、少しでもストレスを減らすことが重要です。もし、取り組んでも改善しない腰痛や肩こりなどがあれば、どうぞ一度ご来院ください。
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