手首の痛みの原因は?
時に手に痛みや痺れを感じることがありますが、その状態がずっと続くような場合は、適切な評価や治療が必要となります。
今回のブログではてに痛みや痺れを引き起こす主な3つの原因を紹介したいと思います。
手根管症候群
手の痛みを経験した時、最初に疑われるのは手根管症候群です。この症状は手首にある手根管という部分が圧迫されることで、その中を通る正中神経が影響を受け痛みや痺れを引き起こします。
特に症状を感じやすい場所として親指、示指、中指であり、夜間に痛みが強くなる傾向があります。軽症度の手根管症候群の場合は手をぶらぶらと振ることで、痛みが緩和しやすいのも特徴です。『手根管症候群についてはコチラ』
リウマチ性関節炎
二つ目の要因としてはリウマチ性関節炎が挙げられます。リウマチによる手首の痛みは手根管症候群と以下のような部分で違いが見られます。
・指の関節や手首などに痛みと硬さを強く感じ、神経痛を感じることは少ない
・両側の手首に同時に痛みや硬さを感じやすい
頚椎神経根症
最後の原因としてよく起こるのが、頚椎の神経根の圧迫や障害によって起こる手首の痛みや痺れです。手首に分布する神経は全て頚椎から出る神経から始まっているため、神経根が何らかの要因で障害を受けることで、手の痺れや痛みが起こります。頚椎の神経根症の要因としては以下のようなものがあります。
・頚椎椎間板ヘルニア
・頸部脊柱管狭窄症
・変形性関節症
頚椎神経根症が原因による痛みは軽度のものから、刺されるような強い痛みなどさまざまであり、八個ある頚椎の神経根の障害部位によって症状が出る範囲も様々です。
最後に
今回ご紹介した3つの原因以外にも糖尿病や栄養の偏りなどでての痛みや痺れが起こることもあります。もし長引く手首の痛みや痺れでお悩みなら、一度専門家に相談することをお勧めします。
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