腰が固まる理由!
腰が固くなるのには多くの要因が考えられますが、今回紹介する腰が固くなる原因を知っておくことで、自分自身での予防対策や、カイロプラクター・整体師などの専門家に相談した時に役立つことが出来ます。
以下が主要な腰が固くなる4つの要因です。
足や臀部の筋肉が固い
足や臀部の筋肉が固くなることで、腰椎に影響を及ぼしやすくなります。以下がその代表的な筋肉です。
ハムストリングス
ハムストリングスは太ももの裏側にある大きな筋肉で、運動不足や運動前後のストレッチが出来ないことで固くなります。ハムストリングスが固くなると、腰椎の生理的な前湾が失われやすくなり、骨盤と腰椎の連動した動きが難しくなります。その結果腰が固まったような感覚が出やすくなります。特徴としては痛みは必ず伴うわけではないことと、前屈姿勢を取った時により固さが強くなりやすいです。
腸腰筋
腸腰筋は股関節を屈曲させる筋肉で、この筋肉が固くなることで付着部である腰椎にも影響を及ぼすようになります。腸腰筋の緊張が強すぎる場合には腰椎だけではなく、脊柱起立筋など腰椎周辺の筋肉に対しても悪影響を引き起こします。
座り方
長時間座ることで背骨には以下のような変化が起こります。
・椎間板に対する圧力が上がる。
・脊柱起立筋群などの筋力が弱くなる。
・背骨周辺にある組織に対する栄養供給が不足する。
これに加えて、座っている時の姿勢が悪いと、背骨や周囲の筋肉により負担がかかりやすくなり、腰の筋肉を固める原因となります。
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炎症による影響
背骨にある関節に炎症を起こすと、柔軟性の低下骨同士の癒合な度が起きやすくなります。炎症が起こるものとしては以下のようなものがあります。
・強直性脊椎炎:慢性的に起こる脊柱の炎症により、少しずつ関節が癒合していく状態です。症状は徐々に進行していき、固さや慢性痛の原因となっていきます。
・変形性関節症:変形性関節症は関節同士のクッションの役割をしている軟骨が、すり減ることで骨同士がぶつかるようになり痛みが強くなります。特に起床時に身体の固さを感じやすく、日中身体を動かしていると楽になっていくのが特徴です。
椎間板の影響
椎間板は椎体と椎体の間にあり、クッションの役割をしている組織です。加齢とともに椎間板は薄くなりやすく、その影響でクッションの役割ができなくなり、椎体部の負荷が増大し腰椎の柔軟性の減少や、周囲の筋肉の緊張を引き起こすようになります。
椎間板は周囲を覆う繊維輪という組織が亀裂が入り、椎間板内の水分が減少し薄くなることで腰椎にある関節の固さや痛みを引き起こすようになります。
最後に
もしあなたが慢性的な腰の固さや痛みでお悩みの場合、一度専門家に見てもらうことをお勧めします。特に、自分でストレッチや体操などをしても変わらない、もしくは症状が強くなる場合は他の原因が隠れていることもあるため、知識をもった専門家などに相談することで症状の解決が早くなるケースが多いです。
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