人それぞれ寝やすい寝方がありますが、その影響で背骨を過剰に捻った状態や、骨盤の後傾状態を知らずに取ったまま寝ています。特に元々の腰痛が寝てる間や、起床時に強くなっている人などは要注意です。そんな時少しの工夫で背中の負担を減らし、腰痛が悪化することを防ぐことができます。

そこで今回のブログでは仰向けと横向きで寝る時に効果的なヒントをご紹介したいと思います。

　仰向けで寝ることが多い人にお勧めなのは、膝の下にクッションを挟んで寝ることです。膝を少し上げることで、腰椎が生理的な湾曲を維持しやすくなり、筋肉などに対する緊張を和らげることができるためです。

　横向きで寝ることが多い人、膝の間にクッションを挟んで寝ることがお勧めです。クッションを膝の間に挟むことで腰椎と股関節の間に生まれる緊張を和らげ、過剰な回旋運動を防止し、腰椎から出る神経根に対する圧迫を予防できます。

 また横向きで寝る際に、過度に背中を丸めて寝ることは呼吸をすることの妨げや、腰痛を悪化させる原因となるので避けることをお勧めします。

　良い睡眠を取るためにはマットレスの硬さは重要となり、柔らか過ぎず硬すぎずのマットレスが一般的にはお勧めです。柔らか過ぎや硬すぎのものを使うことは以下のようなデメリットが考えられます。

・柔らかいマットレス：身体がマットレスに沈み込みやすく、特に骨盤周辺で起こります。その結果、上半身が引っ張られ腰痛の原因となります。

・硬いマットレス：硬さによる影響で頚椎や腰椎のサポートができなくなります。その結果、背中の筋肉や関節などに強いストレスが加わり痛みなどの原因となります。