膵臓とは?
膵臓は腹部の後方にあり、消化器系の一つとなります。膵臓は器官であると同時にホルモンや酵素を作る腺組織でもあります。外分泌機能は主に消化のプロセスに関わり、内分泌機能は血糖値のコントロールに関わります。
外分泌系とは?
外分泌は主に身体のいろんな管を通って体外に出るもので、膵臓以外には以下のようなものがあります。
・涙腺
・乳腺
・粘膜
・前立腺
・唾液腺
・皮脂腺
・汗腺
内分泌腺とは?
内分泌は主にホルモンを作り血中に流します。内分泌には以下のようなものがあります。
・副腎
・視床下部
・生殖器
・甲状腺
・松果体
・脳下垂体
・胸腺
膵臓が消化に働く仕組み
膵臓から出る外分泌(酵素)は主に消化を助ける役割があり、以下の3種類があります。
・リパーゼ:脂肪の分解に働きます。
・アミラーゼ:炭水化物の分解に働きます。
・プロテーゼ:タンパク質の分解に働きます。
食事が胃に入った時に以下のように働きます。
・膵臓の膵管を通り、酵素が出ていきます。
・膵管は途中で胆管とつながり、十二指腸に流れます。
・十二指腸で酵素によってさらに食べ物を分解します。
膵臓が血糖値に働く仕組み
膵臓から出るホルモンは血糖値のコントロールに影響しますが、次の二つが主に関わります。
・インスリン:血糖値を下げる役割があります。
・グルカゴン:血糖値を上げる役割があります。
身体は腎臓や肝臓、脳の機能を保つために、血糖値を一定に保たなければなりません。また、膵臓以外にも循環器系や神経系にも血糖値を一定に保つ働きがあります。
膵臓に関わる症状や病気
膵臓に関わる症状や病気には以下のようなものがあります。
・一型糖尿病:インスリンが作れなくなることで起こります
・二型糖尿病:インスリンは作れるが、うまく働かなくなることで起こります。
・高血糖
・低血糖
・膵炎
・膵臓癌
膵臓を健康に保つためには
膵臓を健康に保つためには以下のようなことが重要となります。
・適正体重を守る
・脂肪を取りすぎない食事
・アルコールの過剰摂取はしない
・禁煙
・定期的に健康診断で身体をチェックする。
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