歩行障害について

歩行障害とは?

 

 人間が歩行するためには身体のバランスや筋肉の運動連鎖が重要であり、それが正しく機能することで人間は歩くことができます。その中で歩行障害は骨の変形や三半規管などの問題によっても起こります。

歩行障害の種類

 

 歩行障害には以下のような種類があります。

 

・パーキンソン歩行:名前の通りパーキンソン病の方に見られる歩行であり、特徴としては猫背で硬直姿勢を取り、歩幅が狭く早く動かすところです。

 

・突進歩行:パーキンソン病の方に見られる姿勢で、特徴として前のめりになり、急に小走りの状態で何かにぶつかるまで自分の意志で止まることが出来なくなります。

 

・ハサミ足歩行:歩いている時に膝と太ももがハサミのような動きをすることからこの名前がつきました。足や股関節は曲がり屈んだ姿勢となり、歩幅も狭くゆっくりです。脳に障害がある方に多く見られる姿勢となります。

 

・痙性歩行:脳性麻痺や多発性硬化症の方に見られる歩行パターンであり、特徴は麻痺側の足を回すように動かす歩き方になります。

 

・鶏歩行:前脛骨筋と腓骨筋群の筋力低下のため、足首の背屈が困難になりつま先が上がらなくなる下垂足となります。

 

どのような確認するか?

 

 専門家は以下のような方法で歩行障害の確認を行います。

 

・下肢の長さが極端に違わないか。特に骨の長さなど構造的な違いがないかを確認する。

 

・筋肉の強さやトーンが弱すぎたり、強すぎたりしていないかや、極端な左右差が見られないか確認する。

 

・高齢の場合は視力や血圧が高すぎないかを確認する。(視力の低下や低血圧がないかを見るため)

 

・背骨に構造的な異常などがないか(神経機能と関係するため)

 

・バランス力の検査(主に片足立ちや目を瞑った状態で立っていられるかなど)

 

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コメント: 1
  • #1

    Hime (木曜日, 23 6月 2022 22:57)

    突進歩行も加えてください。危険だからと杖も歩行器も使えません。