大腿神経とは?
大腿神経は足にある神経で、股関節や足、足首などの動きを助ける運動神経の働きと、触覚や痛覚などの感覚神経の働きも担っています。
大腿神経のような神経を末梢神経系と呼び、脳からでたシグナルを脊髄を通り全身に運ぶ役割があります。
大腿神経の役割は?
大腿神経は下肢に対して運動神経と感覚神経を送る主要な神経になります。下肢にある大きな神経として坐骨神経もありますが、大腿神経が下肢前面を支配するのに対して、坐骨神経は下肢後面を支配している神経となります。以下が大腿神経の主な役割となります。
・太ももと股関節にある屈筋群に対して動かす命令を与える。
・太もも、股関節、膝周辺の痛覚や触覚など感覚神経として働き
大腿神経障害によって起こること
大腿神経の障害が起こると以下のようなことが起こります。
・大腿神経麻痺:大腿神経が外傷などの影響で損傷してしまうことを呼びます
・感覚異常性大腿痛:大腿神経の分枝である外側大腿皮神経が、鼠径靭帯などで絞扼されることで起こり、大腿前面から外側にかけて焼けつくような痛みを引き起こします。
・神経根の圧迫:大腿神経自体が筋肉などの軟部組織によって絞扼されることで症状が出ます。
原因
大腿神経に問題が起こる原因としては以下のような原因があります。
・事故や外傷
・人工股関節などの手術による後遺症
・糖尿病
・椎間板ヘルニア
・炎症
・妊娠中や肥満などの影響で長期間続く神経への圧迫
・癌や腫瘍
症状
大腿神経障害には以下のような症状があります。
・足や足首の痺れ
・腰痛、股関節痛、臀部痛
・膝や足首を曲げ伸ばししづらくなる
・筋力弱化
・歩き方の変化
予防方法
大腿神経の障害を起こさないようにするためには、以下のような予防方法があります。
・ストレスを溜めないようにする。
・定期的な運動を行う
・食生活に気をつける
・十分な睡眠をとる
・適切な体重を維持する
・禁煙
・高血圧や糖尿病を正しくコントロールする
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