足首・足の甲は複数の足の骨が立体的に
組み合わさり構成されています。
しかし体重を支えるため大きな力が加わる
部位にもかかわらず、強い筋肉は存在せず
靱帯への負担が大きくなる傾向があります。
また身体を支える重要性から関節位置覚が
多く存在するため、捻挫などの怪我を
繰り返すと感覚が狂いやすくなり、
体全体に影響を及ぼすことも多々あります。
*足底筋膜炎
足の裏側に長時間強い負担がかかることで
足底筋膜が炎症を起こした状態を言います。
激しいスポーツや長時間歩いた後などに
比較的起こりやすいです。
*足根管症候群
坐骨神経の枝である後脛骨神経が内くるぶし
にある「足根管」を通過するとき、何らかの
原因で障害を受け足底などに痺れが出ます。
*外反母趾
親指の付け根が内側に曲がり、そこに力が
加わることで炎症を起こします。
ハイヒールなどを履く女性に多いとされ、
足底アーチの現象や筋力低下も見られます。
*アキレス腱障害
ふくらはぎ下部から足首にかけて痛みがある時
アキレス腱に問題が起こっている場合があります。
陸上、サッカー、バスケなどのスポーツを
行っている人は特にアキレス腱を痛めやすいです。
足を形成する関節の動き、筋肉の前後の
バランスを検査し、異常がないか確認します。
また、股関節、腰部など状態も確認し足首の
負担がかからない状態を作っていきます。
必要であれば簡単なエクササイズを使い、
足関節に存在する関節位置覚の訓練も行います。