腹筋の肉離れとは?
腹筋の肉離れはスポーツなど負荷が掛かる動きで、腹部を過剰に伸ばした時に筋付着部が引っ張られ筋繊維の断裂や炎症が起こることを呼びます。
腹筋とは?
腹筋は身体腹部の前面と側面を覆う筋肉であり、骨盤、肋骨、胸骨に付着しています。体幹部を安定させたり、腹部にある内臓器の保持を助けています。
体幹を安定させる筋肉は主に腹筋群と背中の筋肉であり、それらがバランスを取ることで立ったり歩いたり、運動したりすることが可能となっています。
以下が腹筋群を構成する筋肉になります。
・内・外斜角筋:体幹部を回旋させるときに働く筋肉です。
・腹直筋:腹部の前面を覆う筋肉で、体幹を屈曲させる時に強く働きます。
・腹横筋:腹筋群の中で一番深い場所に存在し、体幹部の安定や内臓器の保持に働きます。
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どのように起こるのか?
腹筋の肉離れが起こる一番の要因は使い過ぎによるものです。繰り返し腹筋群に負荷をかけ続けることで筋繊維を少しずつ痛めて行きます。以下がその他の肉離れを起こす原因となるものです。
・転倒や事故などによるもの
・慢性的に咳やくしゃみをすること
・激しい継続した運動
・重いものを持ち上げた時
・誤った姿勢で行うトレーニング
・急に身体を捻った時
どんな人に起こりやすいか?
誰にでも腹筋の肉離れは起こりますが、特にサッカーやテニスなど前後左右に激しい動きが要求されるスポーツを行っている人は、痛めるリスクが高くなります。
症状
腹筋の肉離れの主な症状は痛みですが、次のような状況で特に症状を強く感じます。
・咳、くしゃみ、笑う時など腹圧が上がった時
・強度の強い運動を行った時
・長時間座った後などの動き始め
また
、その他の症状として、腹部の腫脹やあざなどが見られることもあります。
治療法
腹筋の肉離れが起きた場合は一般的に以下のような処置が行われます。
・ホット&アイスパックを交互に患部に当て、炎症の軽減と、治癒過程の促進を促す
・トレーナーやカイロプラクター・整体師などの専門家にストレッチなど運動療法を教えてもらう
・NSAIDsの痛み止めの服用を行う。
・コルセットを使用し、腹部の安定性を向上させる
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